連日の猛暑の中、伊豆半島各地では夏祭りが行われた。地域の小さな神社の素朴な祭りから、観光イベント化された華やかな祭りまでさまざまだが、祭りのために帰省する出身者は多く、普段は静かな農漁村も活気が戻る

 ▼松崎町内各地では「天王祭」が開かれた。中でも峰輪区の祭りは“インスタ映え”する。地区内の箕匂神社−野本神社間1・2キロを神輿[みこし]が往復するが、神事は中間地点の田んぼで行う。稲が青々と育った田んぼの真ん中を若衆8人に担がれた神輿が出発する様子は、同地区ならではの素朴さだ

 ▼華やかな夏祭りといえば、熱海市の来宮神社例大祭&こがし祭り山車コンクールだろう。伝統の宮神輿渡御、厄年奉賛会の御鳳輦浜降りなどに加え、木彫り・装飾山車33台が温泉街を祭り一色に染めた

 ▼同じ熱海市でも先週末にあった網代の阿治古神社例大祭は趣が違う。神輿に代わる御神船「両宮丸」が、伝統の「流れひょうたん」衣装に身を包んだ若衆に引かれ地区内を巡行した。漁師町らしく海のにおいがする祭りだ

 ▼8月14、15日に下田市で「太鼓祭り」と呼ばれる下田八幡神社例大祭、15~17日に三島市で「三嶋大祭り」があり、観光イベントも多い。まだまだ伊豆の暑い夏は続く。