夜に部屋でうたた寝をしてしまい、ふと目を覚ますとセミの鳴き声が聞こえた。朝まで寝てしまったのかとカーテンを開けると外はまだ真っ暗。時刻は午後11時半すぎだった。

 そんなことが何度かあり、これまで夜中にセミの鳴き声を聞いた記憶がほとんどなかったので気になった。調べてみると、基本的に鳴くのは早朝から夕方だが、気温や明るさなど一定の条件がそろえば夜も鳴くことがあるという。

 熱海市では7月、最低気温が25度を超える熱帯夜が13日もあった。今年の異常な暑さがセミの“夜鳴き”の原因だろうか。朝ならば、騒がしい鳴き声で目が覚めても「夏の風情」と感じられるが、夜中にセミに起こされるのは遠慮したい。(三)