「モール」を調べると、ラグビーでボールを持ったプレーヤーの周囲に、両チームのプレーヤーが立ったまま体を密着させ、密集する状態とある。商店街で並木を植えるなどして遊歩道風にしたもの、とも書かれている(デジタル大辞泉)

 ▼先日、神奈川県内のショッピングモールに行ってきた。駅と直結し、多くの人が改札を抜けるとモールへ向かう。広い施設内はしゃれたファッション、雑貨などの店が集まり、フロアを歩くだけで足が疲れる

 ▼とはいえ、シャツ1枚を買うにしても、タイプの異なる店を巡り、自分好みの商品を見つける楽しさがある。多種多様な飲食店も人気で、昼食時はどの店も行列ができるほどだ

 ▼後日、JR伊東駅近くの商店街を散策した。こちらは土産物店なども並び、観光地の雰囲気が漂う。ショッピングモールとは違った趣があるが、シャッターが閉まった店舗や空き地が好印象を薄れさせる

 ▼商店の集まりがモール、商店街。くしの歯が抜けたような現状は正常ではない。伊東の“宝物”である温泉の活用とともに、商店が「密集」をした状態の再構築に最優先で取り組みたい。近代ラグビーも密集のプレーを制するチームが勝利を大きく引き寄せている。