1歳4カ月の娘が初めてしゃべった。図鑑の犬を指さして「わんわん」と一言。夫婦そろって大喜びした。この前歩き始めたばかりだと思っていたので、子どもの成長の早さを改めて実感した。

 話は変わるが、先日アカウミガメがふ化する現場に立ち会った。必死に海を目指すカメの子の姿を見ていると、複雑な気持ちが湧いてきた。これから進む世界は、生死を懸けた厳しい競争が待ち受けている。無事を祈らずにいられなかった。

 真実は時に残酷だ。現実を知ったら娘は泣くかもしれない。でもそれを教えるのも親の役目。子どもの成長に不可欠な経験でもあるからだ。さて、どう伝えようか。子育てをしていると、喜びも悩みも尽きない。(穂)