台風21号は、非常に強い勢力を維持したまま四国に上陸、各地に大きな爪痕を残して日本海に抜け北上した。西日本ほどではないが、伊豆半島でも強風が吹き、大雨が降り注いだところがあった

 ▼「非常に強い」とはどのくらいか。気象庁ホームページの「台風に関する用語」によると、最大風速が44メートル(85ノット)以上54メートル(105ノット)未満。この勢力を保って上陸したのは、1993年9月の台風13号以来25年ぶりという。伊豆各地で大きな被害があった2004年10月の台風22号はこの下の「強い」だ

 ▼ところで台風の発生数が今年は8月末で21個あり、多いと感じたので調べてみた。8月までの発生数は、統計がある1951(昭和26)年以降で、最多は71(同46)年の24個、2位が67(同42)年の22個。今年は3位で、4位は94(平成6)年の20個だ。平年値は13・6個

 ▼また年間発生数の最多は67年の39個、2位は71年と94年の36個、4位は66(昭和41)年の35個。平年値の25・6個と比べるとかなり多い。今年は何個になるのだろうか

 ▼近年、豪雨などの被害が相次いでいる。今回の台風を機に怖さを再認識し早めの避難をしよう。今月26日で未曽有の被害を出したあの狩野川台風から60年だ。