10月最初の日曜日となった7日は青空が広がり、各地で運動会、体育祭が開かれた。本紙にも笑顔で仲間と一緒にスポーツの秋を楽しむ出場者の写真が数多く掲載された

 ▼翌日は秋が深まり野草に冷たい露が結ぶとされる「甘露」だというのに伊豆地域の気温はぐんぐん上昇し最高気温が30度を超える「真夏日」の運動会となった。グラウンド上空に浮かぶ雲だけが、確かに秋であることを告げていた

 ▼地域の体育祭は住民の健康増進・維持、親睦が大きな目的だ。住民が顔を合わせる機会が減っていく中で、祭りや運動会は貴重な交流の場になっている

 ▼人口の減少や高齢化が進み、参加者集めに苦労する地区が増えている。主催者は多くの人に集まってもらおうと小さな子どもから高齢者まで各年代が参加できる競技を用意する一方、選手確保に困らないよう競技を減らすなど工夫を重ねている

 ▼筆者は2年連続で地区体育祭に参加した。いくつかの競技に出場したが、頭の中にある若い頃の動きには程遠かった。競技に向けて出場メンバーで作戦を考えたり、頑張っている仲間に声援を送ったりしながら親交を深めた。みんなの笑顔を見たら体育祭が何十年も続いている意味が分かった気がした。