「オリンピックの顔と顔」の歌詞で知られる東京五輪音頭は三波春夫さんの持ち歌だと思っていたが、三橋美智也さんや橋幸夫さん、北島三郎さん、坂本九さんらも歌い、最も売れた三波盤が有名になったそうだ

 ▼リメークされた「東京五輪音頭―2020―」の市民向け練習会が、自転車競技会場となる伊豆市で始まった。全4回に約250人の申し込みがあり、担当課も「動員もかけずにこれだけの人が集まるのは珍しい」と驚いていた

 ▼三波さんといえば「お客さまは神様です」のフレーズも印象に残っている。「お客さまは神様だから何をしても良い」と勘違いしている人が多く、クレーマーを生む原因のように言われることもあるが、真意は違う。三波さんの公式サイトは経緯などを掲載している

 ▼三波さんが言うお客様は観衆のこと。「歌う時には、あたかも神前で祈る時のように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な芸を見せることはできない。だからお客様を神様と見て歌う」との思いが込められているとい

 う▼三波さんは「演者にとってお客さまを喜ばせることは絶対条件」とも言った。参考にしたい。2年後には世界各国の“神様”が伊豆にやってくる。