ヘルパーさん、と聞くと筆者はすぐに介護現場で汗を流す人たちを思い起こす。けれども同じように呼ばれながら、違った立場で社会貢献している人がいることを、恥ずかしながら最近知った。

 日頃、私たちが味わう牛乳は飼育する酪農家らの苦労があってこそ。ただ生き物が相手だけに、現場では昼夜を問わず普段なかなか自由な時間が取りづらい環境という。

 そこで適切な休みを取れるよう代わりに現場へ“助太刀”に入る人を酪農ヘルパーと言うそうだ。ただそれでゆっくり羽を伸ばせるのかと思えば、そうでもないらしい。「休みでも牛のことは365日、いっときも頭から離れたことはないよ」と笑う酪農家の顔に、乳牛に対する強い愛情と慈しみを感じた。(藤)