東京から熱海に移り住んだ人に「ここは道路の上まで暖かい」と言われて驚いたことがある。町の様子を注意して見てみると、側溝から湯気が立ち上っていた。温泉が流れることで路面の温度が上昇しているのかもしれない。住んでいても気が付かずにいることが多いと思った

 ▼同じ場所を見ていても視点が違えば気付くことが異なる。最近移り住んだ人、観光で訪れた人など、それぞれの視点で感じた地域の特徴が分かれば、新たな魅力づくりへのヒントになるかもしれない

 ▼視点と言えば、ドローンや衛星などの画像で上空から地上を見ることが増えてきた。人が行くことができない上空からの視点は新鮮だ

 ▼さらにVR(仮想現実)の登場で、家に居ながらにして世界各地の風景などを現実のように見ることができるようになった。専用ゴーグルの映像は前後左右、上下から眺めることができ、行ったような気分を味わえる

 ▼本紙でもプロや記者がドローンで撮影した写真が登場する機会が増えた。これまで不可能だった視点から伊豆の出来事を紹介できるようになった。今後の技術革新も可能なものは取り入れ、従来伝えることができなかった視点からも、伊豆地域のことを伝えていきたい。