来年の干支(えと)は亥だが、イノシシにあまりいい印象がない。「稲を植えた田んぼをぬたば(イノシシの風呂)にされた」「イモを全部食われた」などと実家でよく聞いていたからだ。

 早生ミカン収穫体験の取材で、上多賀の農園に出向いた。児童から「イノシシは来ないんですか」と質問があった。田んぼや畑の少ない熱海の児童から鳥獣害の質問が出るとは思わず、驚いた。

 JA職員が「この農園は海、山、道路にも囲まれているからイノシシは来ない」と回答、児童はほっとした様子だった。

 農林水産省によると、2017年度の県のイノシシ農作物被害額は1億3千582万円(前年比4442万円増)にのぼる。喫緊の対策が必要だ。(祥)