友人の結婚お披露目会に招かれた。会社の同僚スピーチで、偶然、電車で痴漢の現場に遭遇した友人が、毅然とした態度で犯人の腕をつかみ、たしなめたと聞いた。

 10代から仲良しだったが、社会人となり「随分勇気のある行動を取ったもんだ」と、感心した。

 普段何気なく生活する日常の中でも、いざその場に立ち会ったときに「ちょっと勇気がいるな」と感じる場面がある。先ごろ、高校生を対象に開かれた声掛けサポーター養成講座で、視覚障害者(全盲)の男性は「駅では列車とホームのすき間が特に恐ろしい」「落ちて肋骨を2本折った」と語った。障害のある人を見掛けたら、積極的に声を掛ける勇気を持って−という言葉が、胸に残った。(藤)