日々の取材活動の中で、さまざまな人と出会う。初対面の人でも会話の中で共通の知人を見つけ、打ち解けることがよくある

 ▼熱海市チャレンジ応援センター「A―biz(エービズ)」のリニューアル1周年記念イベントで、チーフアドバイザーの山崎浩平さんが着任から1年間を振り返り「熱海は小さな町ゆえなのか、皆さんがつながっていることをひしひしと感じた」と語るのを聞き、うなずけた

 ▼リニューアル後、エービズは209の事業者から計1075件の相談を受け、マッチングは73件に上ったという。利用者から寄せられた「異業種とのつながりをつくり、商機に結びつけてもらった」といった声も紹介された

 ▼新しいつながりが生まれるとチャンスは広がる。昨今の熱海のにぎわいは、エービズ案件のみならず人と人がつながり、“もの”や“事”を起こしていることも要因なのだろう

 ▼山崎さんは「市民全員観光案内所計画」を“提案”し、「誰に聞いても何かを紹介してくれる。熱海ならできるのではないか」と意図を説明した。一人一人がつながりを生かして、人や物を紹介する。そんな動きが熱海から周辺へと広がると、何かが始まるきっかけになるかもしれないと思った。