異業種の店に書籍棚を間借りする「居候(いそうろう)書店」が、伊東市内のスーパー、カフェなどに相次いで誕生している。ネット通販の普及や活字離れなどの影響から全国で書店が消えてゆく中、現代流の“存続法”として注目される。

 考案したのは、同市八幡野のブックカフェ「壺中天の本と珈琲」店主・舘野茂樹さん(71)。「本屋がなくなることを嘆いているばかりでなく、『新しい本屋の形』をつくろう」と思案。独自のネットワークを使って賛同者を募った。伊豆全域で25店以上の協力同意を得、順次開設するという。

 居候三杯目にはそっと出し―とのことわざもある。しかし居候書店には遠慮せず、活字文化を守るため目立ってほしい。(佐)