「視点を変えて」「見方を変えて」…。何かに行き詰まった時、しばしば受ける助言で、困った時は落ち着いて物事を別の視点から見れば、解決策が浮かんでくるかも−という意味の比喩的表現だ。だが最近はドローンの登場により、本当に視点を変えて見られるようになった

 ▼ドローンとは、タブレット型パソコンなどで遠隔操作できる無人航空機のこと。一部ユーザーの盗撮など迷惑行為により悪者扱いされたこともあったが、小規模新聞社にとっては、手軽に上空から静止画や動画を撮影できる画期的なツールだ

 ▼本紙が10月から金曜日付連載の「神々のジオ」「西伊豆天空遊覧」は、プロによる企画。地元住民にはなじみの場所でも、上空からシャッターチャンスを厳選して撮影すれば、こんなに違って見えるのか−と感心させられる

 ▼本社もドローンを4機購入しパイロットを養成。まだプロの足元にも及ばないが、月曜日付に「空見たことか」を連載して“修業”の成果を掲載、読者から撮影要望も受け付けている

 ▼伊豆半島の多くの市町では、高齢化や人口減少が問題になっているが、有効な対策を打ち出せていない。視点を変えわが町を眺めてみれば、ヒントが見えてくるかもしれない。