急速に少子高齢化が進む伊豆半島は、各市町で早急な対応が迫られている案件が多い。学校の統合もその一つで、伊東市教育委員会から諮問を受けて審議している教育問題懇話会は先日、統合に最短でも5年はかかるとの見通しを示した

 ▼市内には15の小・中学校がある。ドーナツ化が進む旧市街地は、児童・生徒数が今後も減少していくとされ、6年後に小学校でほぼ全ての学年が、12年後には北中も単学級になると見込まれる

 ▼対島、宇佐美の両地区も児童・生徒は減り、17年後に単学級は避けられない見通しだ。市街地近郊の住宅地区は川奈小を除き、20年後もクラス替えが可能な複数学級が維持され、唯一、少子化の影響が比較的少ないと予測される

 ▼統合は児童・生徒数の推移だけでなく、地理的な状況なども考慮していく必要がある。ただ、あまり注文を付け過ぎてしまうと、結論が出せなくなる恐れもあるから難しい

 ▼判断基準はあくまでも子どもたちにとって「良好な学校環境」か否かだ。一方で、地域に根付いた学校がなくなる住民の声にもしっかりと耳を傾けたい。最短でも5年という見通しに賛否あるだろうが、地域が納得した上での統合となるよう議論を尽くしたい。