われわれの日常生活は、電気、ガス、上下水道、石油(ガソリン、軽油、灯油)なしには成り立たない。昨今はオール電化住宅、電気自動車なども普及しているため、ガス、石油の必要性は幾分薄らいでいるが、電気、水道は必須だ

 ▼最大震度7を記録した9月6日の北海道胆振東部地震では、全道290万戸近くで前代未聞の大停電、いわゆる「ブラックアウト」が起きた。19日、北海道が対応を検証する有識者委員会の初会合を開いたというニュースがあった

 ▼大停電は、地震により主力の火力発電所で安全装置が働いて緊急停止したため道内の電力需給のバランスが取れず、他の発電所も停止して起きたとみられる。全国どこでも起こりうることなので、しっかりした対応策を打ち出してほしい

 ▼県内でも9月30日から10月1日にかけて通過した台風24号により、浜松市を中心に中西部約66万戸で大規模な停電が発生、東部でも三島市、伊東市など約3万戸が停電した。原因は発電施設や変電設備の故障ではなく、多くは電柱間の電線の断線などだという

 ▼電気は重要なインフラだが、基盤は意外に脆弱だと分かった。電力会社は、被害を最小限に抑え、速やかに復旧できるよう万全な体制を望みたい。