伊豆市教育委員会は修善寺、中伊豆、天城地区の中学校を統合し、中学生にとってより良い教育の環境づくりを目指すべき―とする基本方針をまとめた。6月の教育振興審議会からの答申を尊重した内容だ

 ▼4町合併で2004年に誕生した伊豆市は少子化が顕著で、学校の小規模化が進んでいた。09年に策定された学校再編計画に基づき土肥、中伊豆、天城湯ケ島地区の小学校が順次再編され、8校から3校になった

 ▼14年策定の第2次再編計画では、距離が比較的近い3中学校を1校に再編することを目指した。一方、土肥中は小中一貫校として土肥小と再編成する方法を選択。今年4月に義務教育学校として開校した

 ▼新中学校建設を柱とした「文教ガーデンシティ事業」は昨年5月、議会の予算否決を受け白紙撤回された。市教委は3中学校の在り方について審議会に諮問。ゼロベースから審議した結果、「より良い教育環境には中規模程度の生徒集団が必要。そのためには統合すべき」との答申内容になった

 ▼文教中止の際、本紙は「埋まらなかった溝」の見出しで、市側と議会側の対立について書いた。あれから1年半。市教委には溝を埋められる基本計画策定が求められる。