熱海市教委が作成した児童・生徒数の将来推計によれば、現在1020人の同市の小学生は2030年に819人、40年に700人、50年に606人、現在547人の中学生は50年に325人に減少する

 ▼1966年以降、児童・生徒数は1979年の6405人をピークに減少し、現在は約4分の1に。学校数は中学校が網代と多賀、小嵐と熱海の統合を経て初島と泉を含めて4校となった一方、小学校は8校体制を維持している

 ▼先日開かれた同市総合教育会議では、2020年度にスタートする次期教育大綱について意見を交換した。市教委が提示した基本方針案に対し、委員からは加速する少子化を踏まえて「学校の適正規模と配置の検討を加えるべき」との意見があり、方針案に追加されることになった

 ▼同市の年間出生数は現在120人程度。近い将来100人を割り込むことも予想されており、学習や学校行事などへの影響は避けられない。将来に不安を抱く委員の要望は当然と言えるだろう

 ▼学校統廃合となると、地域や保護者の反発、抵抗も予想される。行政の都合ではなく、学校が児童・生徒の学びの場であることを第一に、子どもたちの学校環境を最優先した議論が求められる。