日々の取材の中で、新メニューや看板商品を試食させてもらうことがある。先日も伊東市学校給食運営委員会で、地場の食材を使った給食の試食をさせてもらったが、おいしくてびっくりした

 ▼「伊東港水揚げのカマスのトマトソースかけ」は、トマトの酸味とカマスの上品な甘さが絶妙だった。野菜料理レシピコンテストで学校給食賞を受賞した作品で、来年1月に給食で提供されるという

 ▼ご飯やパン、しょうゆ、豆腐などは、安全に配慮した上で味や香り、食感が異なる数種類が置かれていた。食べ比べたがどれも美味で、筆者が味わった40~50年前と比べて給食の進化を実感した

 ▼ただ、気になることが運営委の中で報告された。アレルギー対象食品の多数化と複数の対象食品を持つ児童・生徒の増加だ。伊東市の場合、卵、乳、小麦、そば、落花生、エビ、カニの7品目を除去食対応食品にしているが、今後はこれ以外の原材料も対象に加えるなどの対応が求められる

 ▼子どもは地域の宝であり、次代を担う大事な存在だ。きめ細かく対応することこそ児童・生徒の安全・安心につながる。「子どもに優しい町」とアピールできれば、若い女性やカップルの移住につながる可能性も秘める。