環境省が現代版の湯治「新・湯治」なる提案をしている。温泉入浴に加え、自然、歴史、文化、食などを生かしたプログラムを楽しみ、地域の人らと触れ合うことで心身ともリフレッシュする。多くの人が訪れることで温泉地のにぎわい創出を目指す、という

 ▼趣旨に賛同する自治体や企業、団体、個人は「チーム新・湯治」としてネットワーク化を図り、同省のホームページに掲載する。メンバーは11月末現在で177件。だが、県内の参加自治体は熱海市と長泉町の二つにとどまる

 ▼全国の温泉地同士が手をつなぎ、情報を交換し、共有する。先日開催されたセミナーで群馬県の草津温泉は、温泉を中心に滞在中のスケジュールを自分で選ぶ「3日湯」「5日湯」など、長期滞在を目指す独自の取り組みを紹介した

 ▼にぎわいの創出は簡単ではない。チームの一員になり、いろいろな温泉地、企業、団体の意見や提案を聞く機会が増えることは有意義だろう。視野が広がるだけでなく、活性化へのヒントをつかむことができるかもしれない。参加は無料

 ▼温泉は“観光半島”である伊豆が誇る大事な資源だ。独自性、話題性のある活用方法を見つけられれば、誘客の大きなアピール材料になる。