伊東市富戸の海岸に体長約5メートルのクジラの死骸が打ち上げられた。場所は富戸港から約700メートルの岩場で、クジラに近づくのも一苦労だった。

 クジラの周りにたくさんのカラスがいたので石を投げて追い払いながら進んだ。カラスのふんで白くなった岩の上をパンプスで慎重に歩いた。腐敗が進み近づく度に臭いが強くなり、思わず顔をしかめた。あおむけに横たわるクジラ。あまりいい気分ではないが、何度もシャッターを切った。

 社に戻ると鯨肉の話になった。昔給食に出たという話もあった。筆者は鯨肉を食べたことがなく、気になっていたが、あおむけのクジラを思い出すと食べたいとは思えなかった。トマトとイチゴと鯨肉。食わず嫌いがまた1つ増えた。(優)