2014年度調査で熱海市の未婚率は男性(30~34歳)65・7%、女性(25~29歳)68・9%で、県内35市町中男性は1位、女性は伊豆市の69・8%に次ぐ2位となっている。11月熱海市議会で一部議員が人口減少問題に関連し、結婚適齢期の7割近くが未婚であることを憂い、市に対策を求めた

 ▼県の資料によると、伊豆地区は未婚率が高く、男性は西伊豆町60・7%、東伊豆町60・4%、松崎町56・9%、女性は東伊豆町61・7%、伊豆の国市59・3%、松崎町58・7%が上位に名を連ねた。最も低いのは長泉町で男性37・1%、女性46・2%だった

 ▼晩婚化もあって適齢期の未婚率の高さだけで判断はできないが、熱海市の場合は有配偶率も低い。結果、合計特殊出生率は県内最低の1・22と、県の1・53を大きく下回る

 ▼背景には観光を基幹産業とする雇用状況、住宅事情などがあるとされる。市が昨年度行った観光業における結婚意識調査では結婚に及ぼす影響として「土・日曜日に休暇が取りにくい」「安定した収入がない」などと答える男女が多かったという

 ▼人口減少・少子高齢化対策として子育て支援の充実が叫ばれるが、雇用、住宅、教育などあらゆる施策を総合的に進めていく必要がある。