「お父さん、お母さんと楽しい時間を過ごせるのが絵本の一番良いところ。幸せな時間を共有することでそこに“心”が生まれる」−。知り合いの絵本作家の言葉が、今年一番胸に響いた。

 娘が誕生した時は「たくさん絵本を読んであげよう」と考えていたが、今ではスマートフォンの動画を見せるなどつい楽な方に逃げてしまう。画面内で動く人や物は面白いらしく、娘は目を凝らして黙って見ている。だが、1人で完結する世界に“心”は生まれているのだろうか。反省すると同時に考えさせられた。

 娘は絵本を読み聞かせると多くの反応を示す。喜び笑い、時には怒ることも。不思議だが「絵本が心を育てている」と感じた。来年はもっと読んであげよう。(穂)