正月恒例の箱根駅伝。数ある駅伝の中でも伝統と人気で群を抜く大会だ。この陸上選手憧れの舞台に、東京大4年の近藤秀一選手=県立韮山高・函南町出身=が関東学連選抜チームで初出場し、夢をかなえた

 ▼近藤選手は小学3年の時に地元のクラブに入り、陸上を始めた。1浪して東大理科2類に合格。大学1年から毎年、選抜チーム入りしたが、走ることはなかった。前回も1区にエントリーされながらインフルエンザで三たび夢をくじかれた

 ▼昨年まで青山学院大のエースとして箱根を盛り上げた下田裕太選手=加藤学園高出身、GMOアスリーツ=とは同級生でライバルだった。両雄は高校時代に伊東駅伝や県高校駅伝などで同じ区間を走り、名勝負を繰り広げている

 ▼小山町出身の下田選手は、中学時代テニス部に所属。高校時代は加藤学園のエースとして活躍したが、全国的には無名だった。大学入学時のベストタイムは新入生11人のうち9番目だった。原晋監督の下で急成長し、青学のエースに駆け上った

 ▼縁あって2人の活躍を中学、高校時代から見守ってきた。その原点は地元の大会。ともにコツコツと努力を重ね、ステージを広げてきた。若き2人から学ぶべきことは多い。