年が明けて寒さが一段と厳しくなり、JR伊東駅前や商店街を歩く市民、観光客は、厚手のコート、ダウンジャケット姿が定番化した。風邪予防のマスクを着用する学生も増え、受験シーズンの到来を実感する

 ▼県内はインフルエンザの流行が拡大し、県の感染症発生動向調査では第50週(12月10~16日)で定点当たりの報告数が1・41人と流行開始の目安とされる1人を超えた。翌51週(同17~23日)は5・45人とさらに拡大、注意報レベルの10人に迫ってきた

 ▼感染の拡大防止は「うつらない」「うつさない」が基本。こまめな手洗い、十分な栄養・睡眠で健康管理に努め、なるべく人混みを避ける。入る場合はマスクを着用する

 ▼風邪は「万病の元」と言われる。現存する日本最古の医学書、平安時代に出された「医心方」に「風者百病之長也」の一文があり(大和薬品「健康豆知識」より)、昔からさまざまな病につながると考えられていたことが分かる。この一文が語源になったともされる

 ▼きょう9日は「風邪の日」。1795(寛政7)年、63連勝の記録を持つ横綱谷風梶之助が風邪で亡くなったことに由来するという。古くからの教えを甘く見ず、細心の注意を払い予防に努めたい。