七草がすぎてお飾りや門松を片付ける姿があちこちで見られる。正月も終わりという風情だが、この時季外れになって年賀状が何通か届いた。随分のんびりした人がいたものだと思うが、よく考えれば筆者も5日になって慌てて1通投函(とうかん)した。

 南伊豆町立図書館は昨年暮れから詩人・故石垣りんさんの年賀状展を開いている。30年分のはがきと手作りの版木を並べた。年ごと時代を写した風刺が利いていて内容にうならされる。

 解説文によると、りんさんが年賀状を作り始めるのは、おおむね他の人のはがきが届いてからという。あれだけの詩人でも遅いのだ。良いものを作るには仕方がない。毎年遅れてしまうのんびり者の言い訳に…。(航)