先日、下田市で起こったけんか騒ぎ(後に傷害事件)に根も葉もないうわさが付いて、ちまたに広まり、同市と南伊豆町の8小中学校が部活動中止や集団下校などの措置を取る事態に発展した。

 主なうわさは「殺人犯が逃走中」「不審者がいる」で、無料通信アプリなどで広まったとみられる。この騒動では特に被害者も出ず、一安心だった。だが、こうしたデマが災害発生時に広がると恐ろしい。誤った地震津波情報などが拡散し、最悪の場合、命に関わる惨事となる可能性もある。

 現代は便利になる一方、情報が氾濫している。その真偽を見抜けるかどうかで人生が変わる場合もある。今回の騒動を契機に“情報の取捨選択”について改めて考えてみたい。(穂)