南極は幾つか好きな映画の舞台になっていて、遥かかなたにある極寒の地−。そんな遠い存在の印象しかない南極で、越冬隊員として過ごした貴重な経験のある人が伊東に住んでいる。

 元国立極地研究所教授谷村篤さん(67)だ。先日、地元の小学校で「これが南極だ!」と題し話した。観測や越冬の体験を踏まえ、「砂漠のような陸と豊かな海、これが南極」と総括。子どもたちに「南極で活躍する人が出ることを期待する」と言葉を贈った。

 昨年、別の講演で谷村さんは、越冬隊仲間と流しそうめんに挑戦し、途中で凍ってしまった“面白エピソード”も披露した。南極を肌で知る谷村さんの話は、大人も子どもも、とても興味深い。(佐)