たまにはカメラの話をさせてほしい―下田のカメラ店にそそのかされ、久々に愛用のオリンパス35SP(1969年製)へフィルムを詰めた。

 オートフォーカスなど無く、距離計の2重像でピントを合わせる。下賀茂の植物園で猫を撮ろうとしたが元気な若い猫ではピント合わせが追いつかず、居眠り中の老猫を撮ってお茶を濁した。

 昨年末に本紙で、旧三浜村(現南伊豆町)出身の実業家が作ったカメラ・ミハマシックス(50年代製)を紹介した。例の下田のカメラ店で先日「ミハマのカメラで三浜村を撮ったら面白い」と話し込んでしまった。60年ぶりの“帰郷”は確かに楽しいだろう。だが露出計もない中判カメラを、果たして使いこなせるのか…。(航)