熱海市立多賀小2年の中野匠人君は好きな宇宙を描き、第30回MOA美術館全国児童作品展・絵画の部で文部科学大臣賞を受けた。前回届かなかった“市内で1番”を目指し、全国でも2番目の賞に入った。次は“全国で1番”と意欲も新た

 ▼伊豆の国市立韮山南小2年の大庭詩央里さんは、姉が書写の部で取った文科相賞を目標に、昨夏100枚以上「ともだち」と書いた。努力が実り「頑張った」と笑顔だった

 ▼子どもたちの創作活動を奨励する作品展で、年々規模が拡大し、今回は応募が全国で45万6千点を超えた。うち絵画は31万点余りで児童21人に1人、2校に1校が出品した計算になると表彰式で紹介された

 ▼同美術館での式に出席できるのは、入賞の100人。米国やタイからも受賞者が集まった。緊張の中にも晴れがましさがにじむ子どもたちの表情にカメラを向けながら、頬が緩んだ

 ▼今回展の冊子に、18年前に家族で表彰式に臨んだという愛知県の女性(28)の「熱海旅行を兼ね、とても良い思い出になった」という一文を見つけた。創作に励む子どもにとって熱海が“晴れ舞台”に、家族との大切な思い出の地となることをうれしく思った。一人一人に再訪を―と声を掛けたくなった。