きょうは国民の祝日「建国記念の日」。元日以来の2月に1日しかない貴重な祝日で“異論”はないが、日付の由来は曖昧だ。それが「記念日」ではなく「記念の日」の理由だという

 ▼一般には「初代の神武天皇が即位した日」であり、根拠は日本書紀の記述「紀元前660年1月1日」。即位日を明治期、新暦に換算した日付が「2月11日」だったことによる。だが、神武天皇は古事記で137歳、日本書紀で127歳まで生きたとされることから、存在そのものを否定する説もある。つまり日本建国の日は伝説の域を出ない

 ▼だが神武天皇の陵墓は存在する。即位の地である奈良県橿原市にあり、さまざまな節目に天皇、皇后両陛下が参拝される姿が報道されている。今年も退位を控えた3月26日に訪問されるという

 ▼先ごろ函南町平井の天地神社近くで「前方後円墳」が発見された。伊豆半島では最大規模で、古墳時代前期後半(4世紀前半)の遺跡とみられ

 る。「かなり大きな勢力」の存在を示す歴史的発見だ。きょうまで3回、特集を組んだのでご覧いただきたい▼神武天皇の時代は、実際は3世紀後半という説もある。それと遠くない時代、伊豆に大和に対抗するような勢力があったのだろうか。