そのニュースは驚きを通り越して衝撃だった。競泳女子のエース、池江璃花子選手(18)の白血病公表だ。闘病と復帰への決意に接し、伊豆地区とは縁もゆかりもないが、国民の一人として一日も早い回復を願わずにはいられない。日本中が同じ思いだろう

 ▼池江選手は東京都出身の高校3年生。リオデジャネイロ五輪ではリレーを含む7種目に出場、昨年のジャカルタ・アジア大会では6種目で優勝した。泳ぐ度に記録を伸ばし、現在、50、100、200メートル自由形と50、100メートルバタフライの日本記録を保持している

 ▼12日、自身のツイッターで公表した。「信じられず混乱している」としながらも、翌日には各方面からの励ましに感謝し「自分に乗り越えられない壁はないと思っています」「必ず戻ってきます」とコメントした。18歳の気丈さに頭が下がる

 ▼白血病を克服した俳優の渡辺謙さんら各界の著名人も相次いでエールを送った。同時に、治療法の一つである骨髄移植のドナー登録の問い合わせが急増しているという。東京五輪よりも回復を祈る気持ちの表れだろう

 ▼それに引き替え、桜田義孝・五輪担当相の「がっかり」発言にはあきれた。こんな人物が大臣だと思うと本当にがっかりだ。