伊豆の各市町で2019年度当初予算案の発表が続いている。12日に公表された伊東市の一般会計には、伊東駅前再整備を推進するための調査事業費が計上された

 ▼地権者らを中心とする組織が06年に再整備の構想をまとめたが、東日本大震災による景気低迷などから民間の参入が見込めず、ここ数年は動きが止まっていた

 ▼小野達也市長は就任前から駅前再整備に強い意欲を示し、就任1年のインタビューでも「長年の懸案事項を必ず動かすという気持ちで臨んでいる」と決意を語っている。“伊東の顔”とも言うべき場所である。一刻も早い着手を望むばかりだ

 ▼もう一つ注文がある。本欄で以前にも触れたが、温泉がイメージできる施設や仕掛けを駅前にぜひつくってほしい。道の駅・伊東マリンタウン、伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと、伊豆高原駅など、主要な場所には足湯がある。湯の花通り、キネマ通りの繁華街はお手湯があるが、肝心の駅前にはない

 ▼温泉は16、17年度の「伊東温泉観光客実態調査」で来訪理由の1位で、伊豆地域の貴重な観光資源でもある。沼津、三島に次ぎ人口が多い伊東は積極的な活用に加えて、先頭に立って伊豆共通の“売り”をアピールすべき立場にある。