伊東市湯川、道の駅・伊東マリンタウンの展望デッキに、河津桜まつり会場(原木、河津川沿い)の開花状況、天候が掲示されている。横に河津桜も置き、河津町のイベントを宣伝している

 ▼6年ほど前から続ける独自の取り組みという。鶴田政利常務は「桜まつりのお客さんがうちにも立ち寄ってくれる。ここで河津桜を見ることで、本場に行くわくわく感を少しでも持ってもらえれば」と狙いを語る

 ▼観光地間競争が激化する中、「わが町だけが良ければいい」という考えでは生き残りが難しい時代になっている。第三セクターや民間に任せるだけでなく、自治体や観光協会同士も相互で宣伝し合い、助け合う必要がある

 ▼例えば、熱海梅まつり会場で同じ時期に開催中の河津桜まつりや伊東のつばき観賞会をPRし、集客力アップに協力する。相乗効果が期待できるだけでなく、来場者に「伊豆は皆で支え合っている」「伊豆は一つ」と強くアピールできる

 ▼「情けは人の為ならず」ということわざがある。誤解されがちだが「人にかけた情けは、結局は巡って自分のためになる」という意味だ。他市町を思いやる心こそ、観光において「運命共同体」の伊豆には欠かせない大事な要素の一つだ。