西伊豆に勤務していた2年前、伊豆西海岸で暮らす人たちが自主的に手話について勉強するため立ち上げたサークルを取材した。厚生労働省の基礎講座を受けた意欲あふれる人たち。「さらに自分たちで切磋琢磨(せっさたくま)したい」という狙いがあった。

 2020年東京五輪・パラリンピック開催を念頭に、先ごろ伊豆市が中学生や高校生向けに初の手話講座を開いた。参加した生徒たちは「学校で手話を教わり、楽しかったのでもっと詳しく学び、大会で実践したいと思った」と笑顔で語った。

 世界的なイベント開催が迫る中、地元に暮らす若者や子どもらの前向きなパワーは貴重な宝だ。秘めた思いや熱意を大切に育み、引き出す機会につなげたい。(藤)