先週、伊豆の国市内で二つの県指定文化財を取材した。南江間の北条寺所蔵の「観世音菩薩座像」と蛭が島公園内にある「旧上野家住宅」だ。同像は同寺の本尊であり鎌倉時代後期の仏像で、下田市の上原美術館で行われる特別展に展示するための搬出作業を取材。同住宅は江戸時代中期の農家様式を残している建物で、屋根の修理が完了し、久しぶりに公開された建物内を撮影した。

 県のホームページによると2017年12月現在、県内の国指定文化財は317件、県指定文化財は550件ある。各地で守り伝えられてきた地域の宝である文化財。適切に保存して次世代に継承するためにも、まずは地域の人たちがその宝を見る、知ることが大切だと感じた。(春)