わが家は、伊東市のオレンジビーチから直線距離で1キロ余りの商業地域にある。海抜は約8メートル。相模トラフ地震では最大で10メートルの津波が想定され、最大級の地震が発生すれば浸水は避けられない地域だ

 ▼仕事柄、地域の訓練になかなか参加できないため、万一の時の対応を家族で話し合ってはいる。一昨年、近くに公共施設ができ、津波避難ビルに指定されているので、まずはその施設に避難しようと

 ▼東日本大震災から3年余りたった2014年3月、大津波で300人以上が犠牲となった仙台市若林区の荒浜地区を訪れた。JR仙台駅から東に15キロほどの距離だが、住宅地があったとは思えない荒涼とした光景が広がっていた。今はどの程度復興しているのだろうか

 ▼市内に戻る途中、津波到達地点が目についた。そこから西にある家屋はほぼ無傷で、はっきりと被害の境目が分かった。震災の明暗を見せつけられたようだった

 ▼沖合で大地震が発生すれば津波は襲って来るだろう。どの程度の被害があるか見当もつかないが、避難は一分一秒を争う。最悪の場合を想定して、どの経路を通りどこに避難するか、身近な人と決めておくことは重要だ。まずは命を守る。他のことはゆっくり考えれば良い。