子どもの頃に何になりたいかと何度か尋ねられた。自分が覚えている一番古い将来の夢は「恐竜の骨を掘る人」だ。恐竜図鑑を読み、化石を発掘したいと胸をときめかせた。博物館で買った図録や写真を見ると、今もわくわくした気持ちがよみがえってくる。

 先日、私立保育園の園児の卒園写真撮影を熱海市消防署で取材した。なりたい職業に扮(ふん)する企画で、防火服に身を包んだ園児の顔は誇らしげだった。今年の一番人気が消防士、次が警察官。ケーキ屋さんやモデルになりたいという園児もいるという。

 「かっこいい?」とホースを手にポーズを決める様子は様になっていた。将来、園児がアルバムを開くときが楽しみになった。(祥)