波にもまれて海岸に打ち上げられたガラス片が「シーグラス」。長い時間をかけて角が取れ、曇った柔らかな色に変わっている。先日、伊東市内の海岸で探してみた。思ったより、簡単に見つけることができた。空色、茶色、白色などが多い。黄色や濃い青色はあまりない

 ▼波打ち際から少し陸寄りの、小石が落ちている辺りを探すのがこつだった。まとめて見つかると、何だかうれしい。ゴールドラッシュの時代に金脈を発見した採掘者の気分だ

 ▼海岸を100メートルほど歩いて、引き返した。帰りも行きと同じぐらいの数を拾えた。一度通った場所なのに、逆から見たことで石の陰に隠れていたものなどに気付くことができた

 ▼見方を変えることで、新たに見つかるものがある。県が行った「しずおか元気旅インスタグラム・フォトコンテスト」の入賞作も、独自の視点で対象を切り取ったものばかりだった。県観光振興課職員は「よく見知っているはずの場所が、全く新しい表情を見せてくれた。新鮮な驚きだった」と話していた

 ▼コンテストは4月に始まる静岡デスティネーションキャンペーン(DC)に向けて実施された。県は、入賞作品を見てぜひ現地に足を運んでほしい、と呼び掛けている。