統一選の前半戦、県議選(7日投票)は最終盤に入った。選挙戦を繰り広げる伊豆の4選挙区(伊東市、伊豆の国市、函南町、三島市)は期日前投票も行われ、仕事や用事で行けない人が一足早く一票を投じている

 ▼三つどもえとなった伊東市の状況を探るため、期日前投票所で出口調査を実施した。多くの市民が協力してくれ、「新聞取ってるよ」「頑張ってね」の声は大きな励みとなった

 ▼商業施設の投票所で印象に残った1組の母娘がいた。娘さんが初めて投票したのだという。今選挙で選挙権があるのは2001年4月8日以前に生まれた人。母親は「娘は投票日が18歳の誕生日。まだ17歳だけど、きょうは(初投票の)記念日なの」とうれしそうに教えてくれた

 ▼期日前投票は定着し、伊東市の投票者総数に占める割合は15年の県議選が24・1%、17年の同補選が36・6%。投票日に台風接近が懸念された17年の衆院選は56・7%にも達した

 ▼半面、投票率全体の向上に結び付いていない悲しい現実がある。投票は有権者が行使できる権利だ。一票の力は小さいかもしれないが、積み重なることで大きな力へ変わる。母親の笑顔からは、有権者へと成長したわが子への熱い思いが伝わった。