待望の「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」が今月からスタートした。2月中旬から先行して流れるテレビCMの影響もあるが、既に効果が表れ、例年以上の観光客でにぎわっている

 ▼下田市田牛の人気ジオサイト「龍宮窟」では、平日でも観光客があふれ返っている。約20台分の専用駐車場は常に満杯状態で、2人の係員は次々とやってくる観光客の対応に大わらわ。「お客さんは明らかに増えている」とうれしい悲鳴

 ▼DCはJR6社と当地の自治体、観光事業者が共同展開する国内最大級の大型観光キャンペーン。19年ぶりとなる静岡DCでは「富士山」「パワースポット」など六つのテーマを設定し、約380のプログラムを用意した

 ▼メイン行事の一つ「下田黒船祭」(5月17~19日)は、航空自衛隊「ブルーインパルス」の祝賀飛行が決まった。五輪や万博など国民的イベントでしか見られないアクロバット飛行が披露され、80回の節目を飾る

 ▼DCは6月末までの3カ月間。これを契機に、伊豆ファンとリピーターを増やし、一過性のキャンペーンで終わらせないことが肝要だ。イベントありきではなく、日頃からおもてなしと、ごみのない美しい観光地づくりに努めたい。