昨年、県内の市で市議を務める友人と話した時「来春は県議選に立つ(立候補する)んじゃないか?」と水を向けると、「とても無理。(立候補は)絶対にない」と強く否定された。ベテラン市議でも県議へのハードルはそんなに高いのか、と感じた

 ▼地方分権が叫ばれる中、市町村への権限委譲が進み、都道府県との関係は変わってきている。だが市町村単位ではできない事業も多く、やはり中間の都道府県の存在感は大きい。副首長などに都道府県職員を招く市町村が多いのはその証しだろう

 ▼静岡県には現在、2政令市を含め35市町があり、33選挙区68人の県議がいる。県議は県の未来を考えて活動するのは当然だが、各地域の実情を知る代表でもある。県全体では68分の1でも、各地域にとって貴重な存在だ

 ▼統一地方選の前半戦、県議選の投開票が7日行われ、伊豆地区7選挙区では8人が当選した。うち4選挙区は激しい戦いの末の“バンザイ”だった。勝利をつかんだ時の喜びはひとしおだったに違いない

 ▼伊豆地区では観光振興と防災対策が重要な課題だが、それだけではない。人口減少、少子高齢化の中、新時代「令和」を迎える。地域をどう活性化するのか、県議の役割は重要だ。