誰もが一度は食したはずだ。駅弁は旅を引き立てる友であり、ご当地の名物が入っていることが多い。それ故、隠れた食の「玉手箱」と言えるのだろう

 ▼きょう4月10日は「駅弁の日」という。日本鉄道構内営業中央会のホームページによると、1993年に同会が定め、弁当の「弁」の文字が4と十の組み合わせでできていて、「当」は「10(とう)」になることが由来、と説明している

 ▼駅と言うと、鉄道ばかりを思い浮かべてしまうが、近年は実に多彩になっている。「道の駅」「農の駅」「海の駅」「旅の駅」など、伊豆にもたくさんの駅が混在する。この駅ごとに独自の駅弁があったら面白い

 ▼伊豆は食材の宝庫であり、組み合わせや味付けの妙で旅行者を魅了する駅弁が期待できる。伊豆半島駅弁巡りや伊豆の駅弁が全てそろう売店の設置−など、駅弁によるにぎわい創出策も考えられる

 ▼静岡デスティネーションキャンペーンが始まり、多くの来遊客が静岡県を訪れている。期間中だけでなく、再び訪れてもらえるようアピールすることが大事だ。グルメは旅に欠かせない大切な要素であり、駅弁をキーワードに伊豆をつなぎ、PRできないか。「駅弁の日」を知り、そんな思いを強くした。