長年の新聞編集経験の中で忘れられない選挙がある。28年前の統一地方選後半戦。本社初のコンピューター編集システム(CTS)での制作が、注目度が高いとして選挙結果を伝える日にスタートしたからだ。極度の緊張感の中、冷や汗を流しながら作業したのを思い出す

 ▼CTS第1号(1991年4月22日付)の1面は「伊豆の新地図決まる 統一地方選フィナーレ」の見出しで、伊豆長岡、土肥、戸田の町村長選と、11市町議選の結果を詳報した。無謀なデビューだったが、何とか発行できた

 ▼この他、無投票の大仁町長選、戸田村議選もあり、当時の伊豆地区19市町村のうち、4町村で首長選、12市町村で議員選が行われた。まさに統一選だった

 ▼「平成の大合併」を経て、伊豆の統一選は様変わりした。自治体数は12市町となり、首長選はゼロ、議員選は熱海、下田、三島、東伊豆、松崎、函南の6市町のみとなった。それでも賀茂地区などで合併が進まなかったため、全国の「統一率」27・27%に比べれば高い

 ▼3市議選が14日、3町議選が16日に告示、21日に投開票される。県議選は4選挙区で40~45%台の低投票率だった。今回は関心が高い身近な選挙のため、投票率アップを期待したい。