手元に1枚のチラシがある。松崎町議選の告示前、前職候補6人が連名で配布したもので、B4判の簡素な作り。黒ベタの見出しで「議会を軽視 独断先行町長を不信任した理由」(原文のまま)とあり、議会で長嶋精一町長に不信任を突き付けた経緯を説明、理解を求めている

 ▼平成最後の統一地方選、後半の市町村議選が21日、終わった。伊豆地区でも無投票となった東伊豆町(定数12)を除く5市町で投開票され、熱海市15人、下田市13人、三島市22人、函南町16人、松崎町8人、合計74人の新議員が決まった

 ▼中でも注目されたのは県内で最も人口の少ない松崎町。町長の不信任案可決、議会解散に伴う選挙で、新議会で再び不信任案が可決されれば町長は失職するからだ。果たして選挙結果は?

 ▼解散前、不信任案賛成は6人だった。本紙の取材では、立候補者12人のうち町長派は4人、反町長派は5人、中立は3人。当選者の顔ぶれを見ると、反町長派は2人のみ。有権者は長嶋町政の継続を選んだと言えそう

 ▼選挙戦で町民は旗色を鮮明にするのを嫌ったためか、街頭演説に集まる人は少なかったという。選挙後、町政が一日も早く正常に戻ってほしい−が町民共通の願いに違いない。