伊東市の大室山山頂でこのほど、断面があらわになった球状の火山弾とみられる岩が見つかった。発見した県地学会会員で、伊豆半島ジオパークジオガイドの斉藤俊仁さん(74)によると、溶岩湖があった証拠という。

 溶けた状態の溶岩が火口に湖水のようにたまった溶岩湖。火山弾は、約4千年前の噴火で空中に飛び出したり、溶岩湖に漬かったりを繰り返して球体化。何らかの衝撃で割れたらしい。

 一方、大室山の内部を透視するために素粒子「ミューオン」を利用した観測・調査も進んでいる。内部構造が解明されれば、大室山の噴火の歴史がより詳しく分かる可能性がある。火山湖の正確な位置もつかめるかもれない。大室山の魅力が増えそうだ。(佐)