「駿河湾フェリーから撤退」「業績不振、来年3月で終了」―。ちょうど1年前、5月26日付の本紙に衝撃的な見出しが並んだ。運航会社のエスパルスドリームフェリーが撤退を表明し、関係者に驚きと不安が広がった

 ▼その後は県や関係市町などが協議を重ね、運航を継続することが決定した。今年4月には運航主体となる一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーを設立した。海上運送法に基づく許可も下り、6月1日に移行される

 ▼フェリーを活用した交流人口拡大や地域活性化を目指す環駿河湾観光交流活性化協議会は伊豆市で総会を開き、事業計画などを決めた。採算ベースとされる年間20万人の利用者確保に向け、さまざまなプロモーションや情報発信に取り組む

 ▼総会では2018年度利用者数として約17万2千人が示された。17年度と比較すると3・1%の増加。本年度の速報値は4月が4・8%増、5月は15日現在で17・1%増だった。今年は10連休があったので単純には比較できないが、5月並みの伸び率を1年間続けなければ20万人に届かない。改めてハードルが高い目標と実感した

 ▼「フェリー利用者大幅増」「20万人突破、黒字確保」。1年後はそんな見出しが躍る新聞を発行したい。