冷静に考えれば、こうなるだろう−と思ってはいたが、いざ具体案が出ると、やはり寂しい。伊東市の総合教育会議で、小学校統合の時期や校舎の第1候補が示され、母校・市立西小が統合されるだけでなく、その場所から学校がなくなることが現実になりつつあるからだ

 ▼同市教育委員会の諮問を受け小中学校の適正規模・配置を検討する教育問題懇話会が、小学校統合案をまとめたのは昨年12月。答申を経て同会議は先週、川奈・南を2021年4月をめどに統合、校舎は南が第1候補、西・東・旭は23年4月をめどに統合、校舎は東が第1候補としている

 ▼少子化が進む中では統合はやむを得ないが、校舎の位置については、異論もありそうだ。特に市街地の3校統合は、最も敷地が広い東が候補なのは当然だが、伝統校だけに地元住民の思いは複雑に違いない

 ▼小中学校統合は伊東市は初めてだが、伊豆地区の多くの市町は経験済み。一部で反対の動きもあったが、乗り越えて実現してきた。伊東市でも子どもたちの将来の利益のため、実行してほしい

 ▼しかし、統合には大きな問題がある。完了後に残る広い空き地だ。伊東市では3校プラス高校2校も。並行して跡地利活用の検討も必要だろう。