成年年齢が2022年4月、現行の20歳から18歳に引き下げられる。飲酒や喫煙などの年齢制限は変わらず20歳だが、18歳から大人になると言える。一方、現在も電車やバスの運賃などは中学生から大人料金になっており、大人の定義は難しい

 ▼田方地区3市町が管轄の駿東伊豆消防本部第2方面は本年度、中学生に対する応急手当ての普及啓発のため、普通救命講習を始めた。南海トラフ地震や頻発する自然災害に備え、地域の一員としての役目を自覚してもらう

 ▼同本部第1方面の沼津市はすでに中学生に対する講習が盛んだが、第2方面は学校からの要望を受け開催する程度だった。伊豆の国市立長岡中で講師を務めた応急手当て指導員の向笠真由美さんは「良い取り組み。多少の力の差はあるが、中学生になれば十分に普通救命ができる」と話した

 ▼県が公表した4月1日時点の高齢化率で、上位10市町のうち9市町は伊豆地域だった。西伊豆町の49・0%をトップに、熱海市や松崎町、伊東市なども40%を超えている

 ▼災害はどの時間帯に発生するか分からない。若い世代が仕事などで地域外にいる可能性もある。大人か子どもかはともかく、中学生が“戦力”になることは間違いない。