連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」第1話の一場面=TBS提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、人気グループ「嵐」の松本潤さんが主演する「日曜劇場」枠の連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」(TBS系)だ。

 有罪率99.9%という刑事弁護の世界を舞台に、逆転不可能な状況の中、残された0.1%の可能性にこだわって事実を追求しようとする刑事専門弁護士たちの活躍を描く同ドラマ。主人公の刑事専門弁護士・深山大翔(みやま・ひろと)を松本さん、深山とチームを組む敏腕弁護士の佐田篤弘を香川照之さんが、前作に引き続き演じるほか、新ヒロインで元裁判官の弁護士・尾崎舞子役の木村文乃さん、深山の前に立ちはだかる東京地方裁判所所長代行のエリート裁判官・川上憲一郎役で落語家の笑福亭鶴瓶さんも登場する。
 待望のシーズン化で、前作で人気だった個性的なキャラクターたちは健在か、新キャラクターたちはドラマになじむのかなど、ファンとしては気になるところがたくさんあるが、その不安は第1話で解消されるはず。

 冒頭では民事の仕事に戻ってしまっていた佐田が、渋々ながら刑事事件専門ルームの室長に戻り、再び深山と佐田の名コンビが早々に復活。お笑いコンビ「ラーメンズ」の片桐仁さん演じるパラリーガルの明石達也や、マギーさん演じる藤野宏樹らの相変わらずのやりとりや、深山が居候する割烹(かっぽう)料理店「いとこんち」の店長を演じるソロユニット「レキシ」の池田貴史さん、深山に片思いしている常連客・加奈子を演じる岸井ゆきのさんも登場し、あのドラマが“帰ってきた”と実感できる。

 前回のヒロイン、榮倉奈々さんが演じたプロレス好き女子(プ女子)の弁護士・立花彩乃がいなくなり、「もうプロレスの小ネタが見られない?」と思いきや、「アジアン」の馬場園梓さん演じる新パラリーガルの中塚美麗が、実はプ女子?という面をチラ見せ。元裁判官でエリート感があり、とっつきにくそうなヒロインの舞子も、第1話から意外な“趣味”を見せるなど、ほかのメンバーにも負けない強烈な個性の片りんが垣間見える。

 これまでの弁護士VS検事の構図に裁判官が加わり、ストーリー展開もさらにリアルにパワーアップ。舞子の考え方や行動にも、ほかのドラマにはない元裁判官という新キャラクターの妙味が感じられる。個人的には、深山や佐田のやりとり、周囲をあきれさせるおなじみのオヤジギャグがさく裂するたびに、“帰ってきた”感が堪能できてほくそ笑んだ。今後の新キャラクターの活躍にも興味津々だ。

 「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」は、14日から毎週日曜午後9時に放送、初回は25分拡大。

MANTANWEB